弁護士となるには,全国に52ある弁護士会のいずれかに所属し,弁護士会を束ねる組織である日本弁護士連合会(日弁連)に登録することが法律によって義務づけられています。
こうした仕組みを,強制加入団体といいます。
昨日,日弁連の会長選挙と,私が所属する東京弁護士会の役員選挙が行われました。
投票率は,前者が47.18%,後者が58.325%。
日弁連会長(任期2年)の前回の投票率は,46.65%,前々回は,62.28%。
これらの数字を高いとみるか,低いとみるか。
ちなみに,平成26年12月に行われた衆議院議員総選挙では52.66%、平成25年7月に行われた参議院議員通常選挙では52.61%です。
ふと,学生時代に,クラス委員や生徒会委員を投票で決めたときのことを思い出しました。
顔の見える候補者たちが,身近なテーマについて,それぞれオリジナルな政策を語ってくれるので,それほど悩むことなく選択していた記憶です。
投票は授業中に行われるので,投票率は95%程度でしょうか。
大人になって広くて複雑な社会に出ると,そう簡単にはいきませんが,ちょっと原点に立ち返るのもよいかもしれません。