4月は異動の時期。
裁判官は,国家公務員ですから,その配属先は,全国に及びます。
4月は,裁判官の異動に伴って,裁判の途中で,担当裁判官が変わることがよくあります。
交通事故の裁判では,通院治療費や慰謝料が争点となることも多く,これらの損害額は,客観的な資料から一義的に定まるわけではありません。
担当裁判官の性格や価値観によっても,認定額が変わってくるのです。
そのため,担当裁判官が交代する事件では,後任者の考え方が気になるところです。
今日の裁判では,前任者の提示した和解案をベースにして,なんとか合意に至りました。
和解を成立させたいという気持ちは,多くの裁判官が共通してもっているようですね。