2月14日が近付くと,あちこちでバレンタインフェアが開催されます。
チョコレート好きの私にとって,うれしい時期。
世界各国から,著名なショコラティエたちの傑作が,わが街にやってきます。
中でもサロン・デュ・ショコラのラインナップは素晴らしく,毎年,お目当てのチョコレートを手に入れるための争奪戦が繰り広げられます。
かくして今年も,贈り物はそこそこに,自分のために大量のチョコレートを買い込んでおります❤
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仲道郁代さんのピアノ・リサイタルに行きました。
ショパンのワルツにうっとりしていたところ,ラストの「英雄」ポロネーズが圧巻でした。
この曲は,ショパンが祖国ポーランドを讃えるために書いたもので,戦争に苦しむ故郷の人々を大いに勇気づけたそうです。
ショパンは,20才のときポーランドを離れてウイーン・パリに移り住み,39才の若さで息を引き取るまで祖国に戻ることはありませんでした。
自ら異国に身をおきながら,祖国を愛する気持ちは,消えるどころか募っていったのでしょう。
ポロネーズはポーランド独自のリズムですが,国を超えて,時代を超えて,そして信条を超えて,世界中の人々に訴えかける力をもっています。
芯が強い仲道さんの演奏とあいまって,私も勇気づけられました。
裁判のため横浜地裁に行ったら,入口前には,傍聴席を求める方々の列と報道陣が。
後で,多摩川河川敷で上村遼太君が殺害された事件の裁判員裁判の期日だと知りました。
裁判員裁判が始まって,法廷内での審理方法は,以前とはまったく変わったといえます。
以前は,裁判官と検事と弁護人にしか理解できないようなやり取りが行われ,傍聴人はもちろんのこと,当の被告人でさえ,彼らの言葉を聞き取ることすら難しいような状況でした。
今は,裁判員に審理の方法や量刑の在り方を理解してもらえるように,裁判官も検察も弁護人も,分かりやすい言葉で,はっきりと,説得的に話すように変わりつつあります。
被告人の言い分は,取調べの際に捜査機関が作成した供述調書によるのではなく,法廷で被告人自身に話してもらうという方法がとられるようになっています。
書面による証拠調べをするときは,検事や弁護人が,そこに何が書いてあって,それが犯罪の認定にどのような意味をもつのかについて説明し,裁判員に納得してもらえるよう努めています。
被告人には,憲法によって,公開裁判を受ける権利を保障されています。
裁判員裁判の功罪は議論されているところですが,このような変化に伴い,多数の市民の傍聴にも堪えられるような審理を実現し,ひいては裁判の公開の原則を実質化することにつながりそうです。
弁護士となるには,全国に52ある弁護士会のいずれかに所属し,弁護士会を束ねる組織である日本弁護士連合会(日弁連)に登録することが法律によって義務づけられています。
こうした仕組みを,強制加入団体といいます。
昨日,日弁連の会長選挙と,私が所属する東京弁護士会の役員選挙が行われました。
投票率は,前者が47.18%,後者が58.325%。
日弁連会長(任期2年)の前回の投票率は,46.65%,前々回は,62.28%。
これらの数字を高いとみるか,低いとみるか。
ちなみに,平成26年12月に行われた衆議院議員総選挙では52.66%、平成25年7月に行われた参議院議員通常選挙では52.61%です。
ふと,学生時代に,クラス委員や生徒会委員を投票で決めたときのことを思い出しました。
顔の見える候補者たちが,身近なテーマについて,それぞれオリジナルな政策を語ってくれるので,それほど悩むことなく選択していた記憶です。
投票は授業中に行われるので,投票率は95%程度でしょうか。
大人になって広くて複雑な社会に出ると,そう簡単にはいきませんが,ちょっと原点に立ち返るのもよいかもしれません。