東京弁護士会とは
1 東京弁護士会とは
東京弁護士会とは、日本全国にある弁護士会の1つで、1893年(明治26年)に創立された120年以上の長い歴史を有する弁護士会です。
弁護士会員を約8000人有する、日本最大規模の弁護士会でもあります。
様々な分野の人権問題に取り組むほか、法律相談サービスなども提供しています。
また、適正な司法制度の実現、立法その他の施策が具体化するように、声明や意見書を発表したり、法務省や裁判所とも協議したりしています。
そして、自治組織として、弁護士や弁護士会の改革も積極的に進めています。
なお、東京には東京弁護士会の他、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会がありますが、所属弁護士数は東京弁護士会が一番です。
なぜ、東京に3つも弁護士会が存在するかというと、元々東京弁護士会1つしか存在しませんでしたが、考え方などの違いから、第一東京弁護士会と第二東京弁護士会に分かれたからです。
もっとも現在では、考え方の違いも薄まっているといわれています。
2 弁護士会について
弁護士として活動する際には、弁護士会に登録しなければなりません。
弁護士会は、2022年8月現在、日本全国に52団体あります。
弁護士会の目的は様々ですが、所属弁護士の懲戒による弁護士の適正化や、公益活動の推進、弁護士自治を守ることなどがあります。
3 東京弁護士の活動内容
東京弁護士会では、様々な活動を行っています。
⑴ 委員会活動
東京弁護士会には、様々な委員会が設置されており、それぞれの委員会の目的に沿って実践的に活動しています。
例えば、刑事弁護委員会では、より良い刑事弁護のために刑事弁護活動の方法を共有したり周知したりする活動を行っています。
また、法教育委員会では、小中学校や高校の授業で模擬裁判などを取り入れることで、法律の考え方を教える活動を行っています。
その他にも、多くの委員会が日々社会貢献活動を行っています。
⑵ 法律相談・紛争解決
弁護士が法律問題の適切な対処方法、解決策をアドバイスしています。
⑶ 公設事務所の支援
東京弁護士会は、公設事務所運営基金を設け、開設費用の負担及び運営費の貸付等の支援を行っています。
⑷ 刑事事件・少年事件への取り組み
東京弁護士会は、当番弁護士制度、国選弁護人制度、少年当番付添人・国選付添人制度を通じて、被疑者、被告人、少年を支援しています。
また、犯罪被害者に対する支援も行っています。
⑸ 法曹養成・弁護士研修
東京弁護士会は、毎年多数の司法修習生を受け入れ、修習カリキュラムを提供しています。
また、弁護士に対する研修も行っています。
4 東京弁護士会に所属する弁護士が在籍しています
弁護士法人心 東京法律事務所には東京弁護士会に所属する弁護士が多数在籍しています。
法律問題でお悩みの方は、お気軽に当法人へご相談ください。